外壁塗装や屋根塗装の塗料には様々な種類があります。基本的には、費用は耐久性が長いほど高くなりますが、どの塗料が良いというのは一概にお伝え出来ないのが本音です。
しかし、選ぶ際のポイントは2つあります。
ポイント① 全体の耐久性のバランスが合うように、塗料を選ぶ
ポイント② 付帯部の塗料、シーリングなどの耐久性も要チェック
では具体的にどのような塗料を選べばよいのか迷われる方も多いと思います。ここでは外壁・屋根それぞれの塗料選びのポイントをご紹介します。
⇒予算、耐久性から好きなものをお選びいただいて構いません!
塗料の種類としては油性か水性か、透湿性の有無、ツヤの有り無し等ありますが、現状の外壁の状態をこちらで確認をした上で、どの塗料が適切かの選定・ご提案いたします。
⇒外壁の耐用年数に合わせたものを選ぶべき!
なぜなら、屋根のほうが紫外線、風雨の影響を受けやすく、劣化が進みやすいものです。そのため、屋根は一つグレードを挙げることで、外壁と同等の耐用年数になります。
★屋根塗装と外壁塗装を一緒に行うことで足場費用を節約できます。また、外壁と屋根を一度に塗装すると、住宅の印象を一新することができるのもメリットです。
シリコンは、パッキン等に使われる耐熱性の高い成分です。シリコン塗料は耐用年数が長く、価格も手頃なため、戸建て住宅の塗装では非常に人気の高い塗料です。
ただ、一口にシリコンと言っても質が低く8~9年程度しか持たないものがあるなど、塗料によって差があるのが注意点でもあります。業者や塗料メーカーのHPなどで具体的にどの塗料から確認してから選ぶと安心です。通常耐用年数は10~12年ほど。
スタンダードに10年くらい持つ塗料をご検討の方におすすめです。
フッ素という樹脂は耐熱性や耐候性に優れており、フライパンのコーティング等にも用いられています。フッ素塗料は耐用年数が非常に長く、もともと公共建築や大型物件などによく使われていました。高耐久のため金額が高いというのが難点でしたが、技術開発によって手の届く範囲まで下がってきたため、この数年で一般の戸建て住宅にも普及しています。
特に日当たりのよいお家の屋根や、海沿いなど塩害のある地域では人気です。耐久年数は15~20年ほど。
長期的なコストパフォーマンスを良くしたい方におすすめの塗料です。
無機塗料は、石やガラスなどの無機物成分(経年劣化しにくい)を取り入れた新しい塗料で、これから徐々に普及していくと思われます。とにかく圧倒的な耐用年数の長さが特徴で、今後の塗り替え回数を減らすことができます。
将来的なコストパフォーマンスを良くしたり、これで最後の塗装にしたいという方におすすめです。
ラジカル塗料とは、既存の塗装で使われている樹脂をラジカル制御した塗料です。ラジカル制御とは、塗装の劣化因子である「ラジカル」を抑制することです。
劣化因子を抑制するため、塗装が劣化する速度を緩和できます。紫外線による劣化を防ぐ塗料とも言えます。
★家全体の耐久性のバランスを考慮すると、外壁がシリコンなら屋根はシリコン+ラジカル、外壁がフッ素なら、屋根は無機、と選ぶのがおすすめです
高耐久の塗料はそうでないものに比べ高額ですが、費用を耐用年数で割って考えてみましょう。
例えば、10年耐久のシリコンで、屋根・外壁塗装して、100万円の場合、年間10万円のコスト。
例えば、15年耐久フッ素で、屋根外壁塗装して、130万円の場合、年間コストは8.7万円。
実は高耐久塗料を選ぶと、長期的にみるとコストダウンすることができます。
外壁がフッ素、無機でも、付帯部がシリコンだと、先に付帯部が劣化してしまい、結果的に早めに次の塗り替えをすることもあります。付帯部の塗料や耐久性も外壁、屋根に合わせるようにしましょう。
シーリングの耐久性は通常約10年です。高耐久の塗料を選ぶなら、シーリングも高耐久のものを選びましょう。
軒天や破風板、雨樋など、屋根や外壁以外の付帯部塗装と呼ばれる箇所があります。こういったところも、屋根や外壁塗装の耐久性に合わせたものを選ぶ必要があります。付帯部の塗装が必要な理由は主に3つあります。
素材自体を長持ちさせるために塗装は必要です。外壁以外の付帯物も紫外線によって劣化してしまうと破損してしまいます。紫外線による劣化を防ぐためにも塗装することが大切です。塗装せずに放置していると素材自体がボロボロになってしまいます。交換が必要になる前に塗装でメンテナンスをする事が大事です。
付帯物は塗装をしないと色が褪せて美観が損なわれてしまいます。外壁を綺麗に塗装しても、付帯が色褪せていると目立ちます。耐久性だけでなく見た目も重視したい方は塗装することをおすすめします。
付帯を塗装することでメンテナンスコストを抑えることが出来ます。付帯物の中には、足場がないと綺麗に塗装できないものもあります。したがって外壁や屋根と同じタイミングで塗装しなければ、余分に足場費用や経費が掛かってしまいます。無駄にお金をかけないためにも、外壁塗装工事や屋根塗装工事と同じタイミングで行うことをおすすめします。
フカミナトリフォームでは、現場調査、お見積りに費用はかかりませんので、お家の塗装が気になる方はお気軽にお問合せください!