モルタル外壁は大正時代から日本で普及し、100年経った今でも住宅をはじめ、さまざまな建物の外壁に使用されています。砂やセメントと水を混ぜ合わせて粘土状にしてある外壁のことで、この上から塗装をしています。 モルタル自体の防水性は低く、塗装によって防水性を保っているため定期的な塗装メンテナンスが必要です。
塗装の仕方にバリエーションがあり、デザイン性が高いという特徴もあります。
髪の毛程度の太さのヒビ割れで、ヒビの深さも浅いです。
すぐに補修の必要はないので、気になる場合は補修材を塗り固め、上から塗装することでご自身での補修も可能です。
幅0.3㎜以上、深さ0.4㎜以上のヒビ割れです。
ヒビ割れから雨水が浸水して、外壁内部のダメージを進行させる可能性の高い深刻なヒビ割れで早急に補修が必要となります。
ヒビ割れを放置すると、モルタル自体の浮きや剥がれに繋がります。その状態になってしまうと普通の塗装よりも費用も多くかかるので構造クラックを見つけたら、早めに修繕しましょう。
外壁塗装の塗膜がなくなって成分が出てしまっていて、外壁を触るとチョークの粉が付くような状態になる現象のことです。塗装で修理します。
経年劣化によって付着力が低下し発生します。
外壁を保護する機能がない状態ですので、早急に補修が必要です。
浮きや剥がれている周囲を取り除き、洗浄し補修を行ないます。
チョーキングは塗膜の劣化であるので、一般的には放置しておくと良くないと言われますが、降雨時に汚れがチョーキング粉と一緒に流れ落ちるため、防汚作用として機能するケースもあります。 「ひび割れが無いこと」「通気構法であること」は必須条件ですが、建物の防水性と耐久性に影響が無く、かつ美観上も気にならなければ、しばらく放置して問題ない場合もあり得ます。
ただし防水性や耐久性に影響が無いかどうかは、専門家の判断が必要です。
補修材を均等に行き渡らせるため、クラック部分を専用の機材にてカットします。
※大きなひび割れの場合Vカット処理をします。
壁面のひび割れは、見た目以上に内側が大きく割れていることもあるので、ヒビ部分に沿って専用の機材でV型に大きく溝を掘っていきます。
プライマーの塗布後コーキングをします。
補修剤で隙間を埋め、ヘラで押さえて表面を平滑にします。
ヘラなどを使用し、均等に均していきます。
クラック補修の部分を既存外壁の色と合うように塗装をします。
外壁に元からある既存塗膜と、クラック部分に沿って塗装する仕上げ材の色を、完全に合わせるのは難しく、補修跡にそって色ムラができてしまうことがあります。
割れに沿って色ムラを作りたくない、という時は、クラックの部分補修ではなく、外壁の一面、または全面の塗り替えも検討しなければなりません。
モルタル外壁のメンテナンス周期はおよそ10年ですので、前回の塗装から約10年近く経っている場合は、一度外壁全体の点検も行うとよいでしょう。
塗り替えの際に仕上げ方法を変えれば、イメージチェンジもできます。
ホームセンター等で修繕用品を手に入れることができるので、ヘアクラックの修繕をご自身でお考えの方は参考にしてください。
補修部分の汚れや油分を落とし、乾燥させる。
ヒビ割れとその周囲に濡れるぐらいスプレーを吹き付ける。
完全に乾いた後、ハケなどで塗装をおこなう。
ヒビ割れの原因は、ほとんどが経年劣化です。そのため一ヶ所ヒビ割れが見つかると、他の場所にもヒビが入っているということもよくあります。
大したヒビ割れじゃないから…と自己判断で放置や補修をせず、気になる場合はお気軽に相談してください。
小さなヒビ割れは放っておくという方もいますが、徐々に水が入って爆裂や雨漏り、建物の劣化につながります。軽度なヒビ割れなら簡単な補修できれいになるので、劣化がひどくならないうちに、早めにメンテナンスされるのがオススメです。