自宅の屋根がセメント瓦・洋瓦という方、メンテナンスはされていますか?
メンテナンスをすることによって、瓦の寿命、ひいてはお住まいの寿命を延ばすことができます。
この記事ではセメント瓦・洋瓦が割れてしまった時の修理方法、塗装の必要性などについて詳しくご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください(^_^)/
セメント瓦・洋瓦が割れた時の修理方法は3つあります。
・部分的な差し替え、修理 ・塗装工事 ・葺き替え工事 |
以下に、各補修方法について詳しくご紹介します。
セメント瓦・洋瓦に割れや欠けなど、破損している場合は、その箇所を部分的に差し替えて修理する方法があります。
差し替えをする為には、既存の瓦と同じものを使います。
しかし、セメント瓦は現在ほぼ生産されていません。
ご自宅の屋根に使用されている屋根を入手するのは困難でしょう。
運良く在庫が確保できれば破損した瓦と新しい瓦を差し替えます。
在庫を確認したが入手できない、となった場合は応急処置をして葺き替え工事をします。
応急処置では粘着テープやシーリングを使用します。
セメント瓦・洋瓦の割れが、表面の塗膜に起きている場合は塗装で修理することができます。
(粘度タイプの洋瓦は除きます)
セメント瓦・洋瓦には塗装が施されており、塗料には紫外線や雨風から屋根を守る「耐候性」という機能が備わっています。
防水性を高めることはもちろん、屋根を美しく新築のようにしてくれます。
塗装工事は葺き替え工事に比べると安価な工事です。
メンテナンス費用をなるべく抑えたいという方にオススメです。
ただし、劣化状態によっては塗装では補修しきれず、葺き替え工事を勧められるケースもあります。
リフォームメニュー「外壁塗装・屋根塗装」については、こちらのページです。
セメントの劣化・洋瓦の劣化が激しい場合、寿命を過ぎている場合は葺き替え工事を行います。
もともとの屋根を撤去し、新しい屋根材を葺く方法です。
他の修理方法に比べてコストはかかりますが、屋根の劣化状態がリセットされます。
一般的に屋根の下地もやり替えます。
セメント瓦は現在、ほぼ製造されていませんので、葺き替え工事の際は別の屋根材を使用することになります。
セメント瓦よりメンテナンス性やコスパの良いガルバリウム鋼板や化粧スレートの普及率が高いです。
お住まいの環境や、メンテナンスサイクルなどを考慮して、適した屋根材を選びましょう。
リフォームメニュー「屋根葺き替え・カバー工事」については、こちらのページです。
セメント瓦・洋瓦は一部の種類を除き、塗装が必要です。
粘度タイプの洋瓦は塗装不要です。
一度塗装してしまうと、また定期的に塗り直さなければならず、粘度瓦本来の40~50年以上の耐久力が失われます。
その為、粘土瓦は塗装しない方がいいでしょう。
粘度瓦以外の洋瓦・セメント瓦は10年に1度を目安に塗装しましょう。
塗装には耐候性、低汚染性、防カビ・防藻性などの様々な機能が備わっています。
しかし、紫外線や雨風によって、それらの機能は徐々に低下していきます。
塗膜の劣化を放置すれば、紫外線や雨風などの外的ダメージが部材に直接行き届くようになります。
屋根や外壁が傷んでしまえば、
塗装の寿命は約10~20年が一般的です。
使用する塗料や環境によってはそれよりも短い場合もあります。
新築、または前回のメンテナンスから10年経っていたら調査をご依頼されることをオススメします。
フカミナトリフォームの屋根・外壁点検は無料です。
傷んでいる箇所はどこか、補修は必要か、どんな工事が必要かなど、詳しくご案内させていただきます(^^)/
では具体的に、セメント瓦・洋瓦の塗装はどのような工程で行うのでしょう。
「古い屋根に新しい塗料を塗って終わり」というイメージの方もいらっしゃるかもしれません。
実は沢山の工程が必要なのです。
一般的な屋根塗装の各工程を詳しくご案内します。
①足場の設置・・・職人が安全に、効率良く作業する為に足場を設置します。足場の周りには飛散防止ネットというメッシュシートを張ります。高圧洗浄の水しぶきや塗料がご近所に飛散するのを防ぐ為です。
②高圧洗浄・・・業務用の高圧洗浄機を使い、長年こびりついていた汚れやカビ・コケ、チョーキングの粉などを洗い流していきます。下地に不純物がなくなることで、塗料の密着性が高まります。
③養生・・・塗装しない場所をマスキングテープやビニールシートなどを使い、塗料が付かないように保護します。
④劣化補修・・・ひび割れの補修や、高圧洗浄で取り切れない汚れをスクレーパーやマジックロンなどを使って取り除きます。瓦の劣化や旧塗膜が残ったまま塗装すると、不具合の原因になる為、入念に行います。
⑤下塗り・・・屋根塗装は下塗り→中塗り→上塗りの3度塗りが基本です。下塗りは下地と塗料の密着性を高める、接着剤のような役割をします。下塗りは1回の場合もあれば、劣化状態が激しい場合は2回塗布することもあります。
⑥中塗り・・・ラジカル塗料やフッ素塗料など、お客さまがお選びになった塗料を塗装します。中塗り、上塗りは基本的に同じ塗料を2回塗装します。
⑦上塗り・・・中塗り乾燥後、もう1度仕上げ塗料を塗装します。上塗りが最終的に目に触れる塗膜になります。
セメント瓦とモニエル瓦は見た目が似ていますが、塗装方法に大きな違いがあります。
きちんと見分けて適した塗装、塗料の選択を行わなければ、数年で塗膜が剥がれるという事態になるので注意が必要です。
セメント瓦はその名の通り、セメントが主成分の瓦です。
モニエル瓦はセメントに砂利を混ぜたコンクリートで、乾式コンクリート瓦とも呼ばれています。
見分け方としては、小口がザラザラかツルツルかどうかです。
モニエル瓦は主成分にコンクリートが混ざっているのでザラザラし、セメント瓦はツルツルしています。
また、モニエル瓦には裏に「M」のロゴマークが刻印されています。
塗装方法の違いについてですが、モニエル瓦にはスラリー層と呼ばれる旧塗膜があり、そのスラリー層を高圧洗浄でしっかり除去する必要があります。
古いスラリー層が残っている状態で塗装をすると、塗膜がすぐに剥がれ落ちてしまいます。
その為、他の屋根よりも念入りに高圧洗浄を行い、それでも取り除けなかった部分は手作業でスラリー層を除去します。
その後、スラリー強化プライマーで下塗りをし、粘着テストを行います。
スラリー層が剥がれてこないのを確認してから中塗り・上塗りに入ります。
中にはセメント瓦、モニエル瓦の違いを知らない業者、知っていて手抜きをする業者というのが残念ながら存在します。
屋根塗装を失敗しない為にも、塗装業者選びは慎重に行いましょう。
フカミナトリフォームではセメント瓦、洋瓦の塗装や葺き替え工事の実績が多数ございます。
これまで培ってきた経験や知識を活かし、最適なメンテナンス方法を提案いたします。
「とりあえず見てもらうだけ」「いくらかかるだけ知りたい」というのも大歓迎です。
調査、お見積りは無料ですのでお気軽にご利用ください(^_^)/
宮崎市・都城市の外壁塗装・雨漏り修理・屋根リフォーム専門店【フカミナトリフォーム】
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