屋根をリフォームするには、主に『屋根葺き替え』と『屋根カバー工事』、そして『屋根塗装』の3種類があります。
既存の屋根材を撤去して、新たな屋根を張り直すのが『屋根葺き替え』、既存の屋根材はそのまま残し軽量ガルバリウム金属の屋根を被せるのが『屋根カバー工法(重ね葺き)』です。
既存の屋根材を撤去して新たな屋根材を張るのが屋根の葺き替えですが、様々な屋根材から選ぶことができるため、一番自由度が高い屋根のリフォーム方法です。
屋根葺き替えのデメリットとしては、屋根リフォームの中では最も費用が掛かる点です。一方メリットとしては、日本では一番古くから施工されている工事で、最も王道で信頼性が高い工事とも言えます。さらに、外観を一新でき、葺き替える屋根材を軽量のものにすることで、耐震性を向上させることもできます。
屋根材・外壁、雨樋を取り扱うメーカー・ケイミューが販売するカラーベストシリーズ「コロニアル遮熱グラッサ」。ケイミューが販売する化粧平板スレート屋根の中でも特に優れており、オススメできる屋根材です。軽量・遮熱に加え、メンテナンスフリーなどのメリットがあります。
耐久性や防火性に優れ、古くから日本家屋に使われてきた粘土瓦。新東株式会社が販売するCERAM-F(セラムF)シリーズは、ネックであった瓦の重量を20%ほど軽減し、さらには機能面での向上により、皆さんの大切な暮らしを守ります。
屋根カバー工法は、瓦屋根以外の屋根あれば施工可能です。劣化が進み、塗装では十分な耐久性が期待できないときなどにカバー工法をご提案します。
カバー工法は、既存の屋根材の上に軽量金属(ガルバリウム)の屋根を被せることが多く、耐震性の観点から重さも考慮した材質選びが必要です。
カバー工法のメリットとして、屋根が二重になるため防音性、遮熱性に優れる点と、廃材も出ないため工期も短く、屋根葺き替えと比べてもコストも抑えられます。
※ 瓦屋根にはカバー工法は適用できません。
ニチハの「横暖ルーフ」シリーズは、耐久性はもちろんの事、他の屋根材にはない断熱性や遮熱性能を持ち、遮音性も高い、非常に優れた金属屋根材です。また、 メーカー保証に関しても非常に手厚い保証が用意されており、年間で多くの方が横暖ルーフを選択されています。
新東株式会社の「SHINTOかわらS」は、なんといっても、その重厚感溢れる佇まいからは想像し難い軽さが魅力!葺き替えだけではなくカバー工法にも最適ですので、新築時だけではなくリフォーム時にもご利用いただけます。
上記でご紹介している屋根材は一部です。各メーカーの屋根材をご提案できますので、ご希望の屋根材がございましたら、お気軽にご相談ください。災害に強い屋根、地震に強い屋根など、目的に応じて、各種ご提案致します!
ー屋根葺き替えに適したケースー
ー屋根カバー工法が適したケースー
耐久性 | 耐震性 | 費用 | 工期 | 備考 | |
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屋根葺き替え | ◎高い (30~40年) |
◎最も高い | ▲最も高い | ▲長い (10日前後) |
費用は高いが、一番信頼性は高いリフォーム方法 |
屋根カバー工法 | ◎高い (30~40年) |
〇現状維持 | 〇高い | ◎短い (5日前後) |
アスベスト屋根で塗装できない屋根には最適(瓦屋根を除く) |
屋根塗装 | 〇普通 (5~15年、塗料による) |
〇現状維持 | ◎安い | 〇普通 (1週間前後) |
瓦屋根は、注意が必要劣化が進んだ屋根にはNG |
屋根葺き替えはどんな屋根にも対応できます。しかし2005年以前の住宅で、かつスレート屋根の場合、アスベストが含まれているスレート材を使用しているケースが多く、その場合は屋根を剥がすのにはアスベストの処分費も必要となるため、どうしても高額になります。
瓦屋根の場合、漆喰が剥がれてきた、棟が歪んでいる、などの時は瓦を一旦下ろし、防水シートを張り直して、再度下ろした瓦を積み直す葺き直しという工事方法も選択可能です。
基本的に、日本瓦は何十年も持ちます。寺院などの屋根も基本瓦ですが、何年も持っていますよね。日本瓦は主に陶器でできていて、陶器は、割れない限りは基本的にかなり長持ちするのです。
葺き直しですと見た目を一切変えずに施工できますので、ご希望の方はお気軽にご相談ください。
屋根は、屋根材の下にルーフィング(防水シート)と呼ばれるものがあり、このルーフィングが二次防水となっています。しかし、防水シートの寿命は約10年。また、瓦屋根は棟が歪んだりしていることもあります。15~20年に一度は葺き直しor葺き替えをすると、雨漏りの心配もなくなりますよ!
屋根をリフォームする際、葺き替え、カバー工法、もしくは屋根塗装いずれかを選ぶわけですが、特に葺き替えとカバー工法は費用だけではなく、それぞれ注意点もあります。
例えば、屋根葺き替え工事で、耐震性を重視してガルバリウム屋根を選んだとします。屋根自体は軽くなるのですが、もう一つ気を付けなければいけないポイントが『音』です。薄い金属板の屋根材ですので、耐久性は高くても、スレート屋根と違い『音』は大きくなりがちです。逆にカバー工法は、屋根が二重になるため、雨音などはむしろ静かになります。
屋根葺き替えは、防音対策までしっかり考えて選ぶことが重要なのです。
屋根をリフォームするにあたって、様々なご要望がある思います。
「屋根のリフォーム、なにがいいのか知りたい」
「価格が高くなるので、できれば費用は抑えたい」
「やるなら、ちゃんと施工できる会社にしたい」
などなど、お客様のご要望をお聞かせください。
屋根のリフォームといっても様々な方法があり、葺き替えやカバー工法だけではなく、屋根塗装もありますし、逆に部分補修だけで十分というものもあります。
その判断をするためにも、無料の屋根外壁診断をご利用ください。無理な営業等は一切行っておりませんので、お気軽にご相談ください。