皆さんこんにちは(^^♪
先日のブログで、フッ素塗料は高耐久でとても良い塗料とお伝えしました、、、が!!!!
やはり、デメリットもあるんです。
このデメリットは、塗装職人直営店だからこそ日々の現場で成功と失敗を繰り返し、そして経年劣化と共に経過観察をしっかり行っているからこそ
お伝え出来る情報をお伝えしたいと思います。
まずもって塗料というのは、基本15キロセットで一斗缶に入っています(そうでない物もあります)
このような物を一斗缶と呼びます。
この中にフッ素塗料が15キロ入っているわけですが、、、前回の記事でもお伝えしました通り15キロ全てがフッ素樹脂ではございません。
各メーカーの定めるフッ素樹脂+着色顔料+建物の揺れに追従して塗料の割れを防ぐ成分+防カビ材etc.
などがあわさり、合計で15キロになります。
ここで注目していただきたいのが、長持ちの為にフッ素樹脂をたくさん入れよう!だけではフッ素樹脂はとても固いため、防水材(シーリング材)
の上などがバキバキに割れてしまいます。では、割れなくするために割れ防止剤をたくさんいれよう!では、耐久性が損なわれてしまいます。
では、どうしたらいいのか、、、各塗料メーカーさんが研究、実験を繰り返し、耐久性も損なわない且つ割れない絶妙な配合に調合されております。
じゃあ一安心だね(^^♪っていかないのが、実際の現場なんです。
これが実際に塗料が割れた画像です。↓↓↓↓↓↓↓↓↓
コーキングの上が、亀の甲羅みたいに割れているのがお分かりになりますでしょうか??
なぜこうなるかといいますと、まず大前提にシーリング材より塗料は固い(シーリング材に追従する弾性塗料というものもあります)
その他に考えられる要素として、
①シーリング材打ち替えから、乾燥時間が不十分で塗装を施工した。
②重複しますが、季節毎に乾燥時間を変えていない(冬場は長く、夏場は短くなど)
③とても重要な作業を怠っている。
が考えられます。
① ② ③どれもとても大切なのですが、特に③の重要な作業とは何なのか??
これは知らない業者もたくさんいます。
なぜならメーカーの施工基準にも記載してないのですから”(-“”-)”
知らなくて当然といえば当然かもしれません。
通常塗装工事の流れは
1.高圧洗浄
2.シーリング打ち替え
3.下塗り
4.中塗り
5.上塗り
が、メーカーも推奨する基本的な工程になります。
この基本的な工程のシーリング上の割れをさせないためには、3番の下塗後、シーリング上に2回目の下塗り材を塗装することで
このひび割れの発生をかなり軽減できます。
これを知っているか知らないかでは、本当に大きな差がでますよ(^^
単純なようで難しく、塗料メーカーさんと何度も何度も打ち合わせを繰り返し、試行錯誤しやっとここまでいきつきました(^^)/
塗料メーカー推奨、塗料メーカー規定だけが全てではなく、やっぱり失敗から学ぶことだいじですね。
かなり古い言葉ですが、、、、、
不具合は会議室で起きてるんじゃない!!現場でおきてんだ!!(踊る大捜査線)笑
でも本当にこの通りだと思います。
その地域地域に合わせた施工方法、塗料の特性がありますので、塗り替え工事をお考えの方ぜひ参考にされてみてください(^^♪