外壁に繁殖する苔は放置しないで!除去方法、予防方法とは
2023.03.13
外壁に緑色や青黒い苔が繁殖していませんか?
苔の発生はすぐに塗装工事が必要というほど、緊急性は高くありません。
しかし、発生原因を突き詰めると、お住まいに重大な劣化が潜んでいる場合もあるので軽視できません。
この記事では、外壁に繁殖する苔の発生原因や、除去方法、予防方法などを詳しくご紹介します!
外壁に生える苔って何?
苔は湿った地面や岩、木、そして外壁など、様々な場所に生息する生物です。
盆栽や日本庭園では、その神秘的な見た目から観賞用に親しまれています。
しかし、意図せず建物に繁殖した苔は美観を損ね、耐久性にも悪影響を及ぼします。
湿気と少しの栄養分があれば、苔は光合成によって成長します。
また、一度根が張った後は、枯れて弱るようなことはあっても剥がれ落ちずに外壁表面に留まります。
そして日光や湿度が再び当たるようになると元に戻るという、生命力が高いのが特徴です。
藻やカビとはどう違う?
外壁の表面が緑色、または青黒くなっていても、それが苔とは限りません。
藻やカビである可能性もあり、苔とは繁殖方法や発生条件が異なります。
そのため、苔とは別のアプローチで除去や予防が必要です。
苔と藻は同じ植物ですが、カビは菌類ですので、日が当たりにくい外壁に発生しやすいという特徴があります。
また、藻は基本的に水分が豊富な場所で光合成が行えないと繁殖できませんが、苔は少しの光でも成長するので、水分と日光の当たり具合でおおよそ見分けることができます。
苔が外壁に与える影響とは
苔が繁殖したらすぐに悪さをする、というわけではありませんが、長期間の放置は厳禁です。
「見た目が悪くなるくらいなら放っておこう」と判断してしまわず、外壁塗装業者に調査してもらうことをオススメします。
建物の美観を損ねる
苔が繁殖した外壁は、表面が緑色や青黒く覆われています。
苔を除去せずにそのような状態のまま放置すると、雨だれと苔の両方が外壁に筋を作り、建物は一気に古びて見えるようになるでしょう。
美しく、苔が繁殖しにくい外壁にするためには外壁塗装工事が効果的です。
リフォームメニュー「外壁塗装・屋根塗装」については、こちらのページです。
苔は防水性が低下しているサイン
苔自体は塗膜や外壁を傷めることはありません。
しかし、苔が繁殖しているということは、その場所は水はけが悪くなっていることを表しています。
外壁に塗られている塗料は基本的に防水性を持っていますが、長期に渡って紫外線を浴び続けたり、雨水に当たると防水性は低下します。
つまり、苔が繁殖しているということは塗膜の機能が低下しているため、外壁塗装での塗り替えをご検討ください。
外壁に苔が繁殖した場合の対処方法
外壁に苔が繁殖した際、どのように対処すればいいでしょう。
ここからは、除去方法や予防方法をご案内します。
苔を除去する方法
外壁表面というものは非常に繊細なため、適切なメンテナンスの選択が必要です。
清掃の知識がないまま適当に水洗いをしてしまうと、外壁表面を傷つけてしまい、余計に被害を広げる恐れがあります。
そのため、基本的に苔の除去については外壁の状態や劣化に詳しい、外壁塗装業者に依頼するのがベストです。
外壁塗装では下地処理で苔の除去をするのが一般的です。
もし、苔が軽度の場合は以下の方法で除去が可能なので試してみましょう。
・柔らかいスポンジで水拭きする
苔がほんの少ししかなく、範囲が狭い場合や低い場所であれば、柔らかいスポンジを使い、軽く水拭きをしてみてください。
付着したばかりの苔であれば、ある程度の除去は可能です。
ただ、苔は繁殖力が非常に高く、除去しても少しの組織さえ残っていれば再生する可能性があります。
この時、苔が落ちないからといって硬いモップなどで力を入れて擦ることは絶対にやめましょう。
劣化していない塗膜まで傷つけ、防水効果や保護機能を失ってしまう恐れがあります。
また、高いところにある苔を脚立や梯子を使って作業すると、転落事故に繋がる可能性があり、非常に危険です。
高い場所や広範囲の苔は無理せず、専門の業者に依頼をしましょう。
・バイオ洗浄で苔を根こそぎ除去
外壁塗装では、外壁の表面に付着した汚れや苔を高圧洗浄機で洗い流す工程があります。
高圧洗浄機は水圧が非常に強いのですが、水だけでは苔の根っこまで落とし切れません。
そのため、苔が何度も発生する外壁や、広範囲に青黒く生えている苔は、防カビ・防菌効果を持つ特殊な洗剤を使うバイオ高圧洗浄が行われます。
バイオ高圧洗浄は個人で行うには難しいため、業者に依頼しましょう。
なお、バイオ高圧洗浄は苔だけでなく周辺の植物も枯らしてしまいます。
依頼する際は、植物がある場所を伝えておくと安心です。
苔を予防する方法
苔を予防は、以下のような3つの方法があります。
・外壁の防水性を保つ
外壁に施されている塗膜は防水性を持っていますが、年月が経つにつれて徐々に効果は低下してきます。
そのため、防水効果が切れる前に外壁塗装を行いましょう。
塗料には、塗料ごとに耐用年数が異なります。
例えばシリコン塗料なら約10~15年、ラジカル塗料なら約13~16年です。
寿命を過ぎる前に塗り変えることが大切です。
・苔の発生原因を知る
苔が繁殖しやすい環境というものがあります。
立地や施工条件、外壁材、塗料の劣化のどれが原因で苔が繁殖しているか見極めることが必要です。
立地条件だと水場が近くにある、日当たりが悪い、樹木が近くにあるなどがあげられます。
施工条件は、結露が発生しやすい、濡れやすい構造をしているなどです。
外壁材は凸凹している外壁は苔が繁殖しやすく、ガルバリウム鋼板などの金属系サイディングボードなどは苔が繁殖しにくいです。
また、落としても落としても苔が発生する場合は施工内容が、お住まいに合っていない可能性があります。
最近、外壁塗装をしたにも関わらず苔の予防効果が見られない場合は、別の2、3業者に調査をしてもらって苔対策の内容を比較してみましょう。
調査は無料であることがほとんどです。
苔の発生しやすい箇所もチェックし、発生原因も特定したうえで適したメンテナンスを行うことで苔の発生しにくい外壁作りができます。
外壁作りの一例としては、苔の発生を抑制する光触媒塗料で塗装をしたり、苔が生えにくい外壁に張り替えるなどの方法があります。
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