スレート屋根を塗装する際には3つの注意点があります。
せっかく塗装をしたのに「塗膜が剥がれてしまった」という残念な結果になることもあるので、注意が必要です。
屋根塗装は50〜100万円程度費用がかかる工事なので、失敗したくないですよね。
今回は、スレート屋根を塗装する前に確認してほしい「注意点」についてお伝えしていきます。
スレート屋根の塗装を検討している方は、是非参考にしてみてください。
スレート屋根を塗装する際は、次の3つに注意しましょう。
①雨漏りはないか ②2000年前後に施工した屋根ではないか ③補修が必要ではないか |
場合によっては、やるべきメンテナンスは塗装ではなく「カバー工法」や「葺き替え」であることもあります。
悪徳業者の中には、手軽な塗装のみをすすめてくる業者もいますので、3〜5社に必ず相見積もりをして、適切な方法を提案してくれる業者へ依頼しましょう。
雨漏りが起きている状態では、塗装をすることはできません。
葺き替えをする必要があるため、どこまで雨漏りの影響が出ているかを細かくチェックしてもらった上で、工事の内容を検討していきましょう。
雨漏りが起こっている可能性がある症状は、次の通りです。
・室内の天井や壁にシミがある ・外の軒天(外壁から出ている屋根の部分で、地上から見上げた時に屋根材の裏に当たるところ)にシミがある ・外と気温差がないのに、窓に水滴がついている |
使っていない部屋に「気付かぬうちにシミができていた」ということもあるので、定期的にチェックしておく必要があります。
また、窓の水滴は結露ではなく、雨漏りが原因かもしれません。
結露は「外との気温差」が大きい時にできるものなので、当てはまらない状況で水滴がついているのなら、一度プロに点検してもらいましょう。
点検の結果、雨漏りが発生しているのなら塗装ではなく、葺き替えや雨漏りに対する修繕工事が必要です。
スレート屋根を施工したのが「2000年前後」の場合は、現在販売されているスレートの半分に近い「15年程度」の耐久年数である可能性があります。
すでに寿命を迎えている場合は、剥がれや割れが起きやすいため、塗装はおすすめできません。
建築図面や当時の見積書などを確認して、
・いつ製造されたものか ・メーカーや商品名 |
これらの項目を確認しましょう。
年数やメーカー・商品名がわかれば、当店で耐久年数が短いスレート屋根なのかを判断できます。
塗装をする前に、一度ご相談ください。
耐久年数が短い理由には「アスベスト」が関係しています。
スレート屋根とアスベストの関係性を表にまとめてみました。
1960年〜1990年代 |
・耐久性を高めるために「アスベスト」が使用されていた ・アスベストの健康への悪影響が確認され、使用が禁止に |
2000年前後 |
・アスベストが使用禁止になったことで耐久性が低下 ・この時期に製造されたものは15年程度の耐久年数であることが多い |
2000年代後半〜2022年現在 |
・アスベストに代わる耐久性を高めるものが使われるようになった ・耐久年数は30年程度となる |
アスベストは人間の体の害となるものですが、屋根の耐久性を高める素材としては優秀でした。
そのため、アスベストを使用しなくなった頃から、新しい素材に代わるまでの間、つまり2000年前後は耐久性がグッと落ちてしまったのです。
2000年前後に施工されたスレート屋根であれば、2022年現在の時点で寿命を迎えている可能性があります。
一度点検をおこない、屋根の状態を確認した上で、塗装をするのか葺き替えやカバー工法をするのかを検討しましょう。
スレート屋根を塗装する前に、ひび割れがある場合は「補修」が必要です。
補修をしないまま塗装をすると、ひび割れ箇所から塗膜が劣化します。
剥がれや新たなひび割れの原因となるので、必ず補修をしてから塗装をしましょう。
ひび割れなどの劣化症状がスレート屋根にあるかを、点検するには「無料点検」の活用がおすすめです。
宮崎市であれば、当店で対応ができます。
お見積りまで無料で対応できますので、気軽にご相談ください。
塗装以外の、スレート屋根のメンテナンス方法には、
①カバー工法 ②葺き替え |
この2つが選択できます。
築年数や屋根材の状態をプロに点検してもらった上で、適切な方法を選択しましょう。
次のチェック項目を全てクリアしているのなら、カバー工法を選択できます。
・スレートが水を含んでいないか ・下地材が寿命を迎えていないか ・雨漏りが発生していないか |
全てプロに点検してもらう必要があるため、無料点検などを活用して、状態を確認してもらいましょう。
既存の屋根に、新しい屋根を重ねる「カバー工法」のメリット・デメリットは次の通りです。
メリット |
・葺き替えよりも費用が安く、工期が短い ・屋根が二重になることで断熱性が上がる |
デメリット |
・既存の屋根の傷みが重症である場合は選択できない ・下地材や防水シートの張り替えができない(補修も含め) |
葺き替えよりも費用が安く、工期が短いのが最大のメリットです。
「少しでも工事費用を抑えたい」という人におすすめの方法になるので、屋根の状態をよく確認してもらった上で検討してみてください。
葺き替えを選択するのは、カバー工法が選択できない下記のような時です。
・スレートが水を含んでいる ・下地材や防水シートを交換する必要がある(傷みが重症) ・雨漏りが発生している ・ひび割れや色あせが屋根全体にみられる ・屋根材を施工してから20年以上経過している |
屋根材や下地材を新しくする必要がある時は、葺き替えを選択しましょう。
既存の屋根を撤去し、新しい屋根を施工する「葺き替え」のメリットとデメリットは次の通りです。
メリット |
・下地材や防水シートもあわせて交換できる ・次のメンテナンス時期までの期間が長くなる |
デメリット |
・カバー工法よりも費用が高く、工期も長い |
屋根材を新しく施工する過程で、下地材や防水シートの交換が可能です。
下地材や防水シートの寿命は20年程度なので、施工してから20年以上経過している場合は葺き替えを選択した方がよいでしょう。
しかし、費用が高く工期が長い点がデメリットです。
メンテナンスにかけられる予算があると思いますので、プロと相談しながら検討してください。
今回は「スレート屋根を塗装する際の注意点」についてお伝えしてきました。
【注意点】 ①雨漏りはないか ②2000年前後に施工した屋根ではないか ③補修が必要ではないか 【塗装以外のメンテナンス方法】 ①カバー工法 ②葺き替え |
スレート屋根を塗装する際は、築年数や屋根の状態を確認する必要があります。
当店では、無料で「屋根の点検」と「お見積り」を実施中です。
「塗装しても大丈夫なのかな?」と不安に思っている方は、気軽にご相談ください。
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