外壁塗装は「どんなお宅もこの価格」というのはなく、お住まいごとに費用が異なります。

また、同じお住まいで、同じ塗料で、同じ施工内容でも業者によって価格に差が出ます。

適正価格で信頼できる業者に依頼する為に、外壁塗装の費用相場を把握しておきたいですよね。

この記事では外壁塗装の費用相場について詳しく解説します。

外壁塗装の費用相場はいくら？

塗装面積ごとの費用相場

外壁塗装の価格を左右する1つとして塗装面積があげられます。

塗装面積とは、全体の外壁の面積から窓などの開口部を引いたものです。

塗装面積を正確に計測する為にはお住まいを見なくてはならないので、ここでは簡易的な計算方法をご紹介します。

延床面積に係数1.2をかけると、おおよその塗装面積を算出できます。

　塗装面積(㎡)=延床面積(㎡)×1.2

　※1坪=3.3㎡として延床面積(㎡)=坪数×3.3

　例)2階建て(1階15坪、2階15坪)、1坪3.3㎡の場合

　・延床面積　30坪×3.3=約99㎡

　・塗装面積　99㎡1.2=118.8㎡

以下に坪数、塗装面積、費用相場の目安を記載します。

一般的な戸建て住宅は約30坪ですので、外壁塗装の費用は最低でも60万円以上かかると見込んでおいてください。

屋根塗装も一緒に施工する場合は？

外壁塗装と併せて屋根塗装も施工する場合は、外壁塗装に約20～40万円が費用にプラスされます。

費用は高くなりますが、外壁塗装の際は屋根塗装も一緒に行うことをオススメします。

その理由は足場にあります。

足場を組むのに一般的な大きさのお住まいで約20万円かかります。

屋根塗装と外壁塗装を別々に行うと、その都度足場代がかかってしまい、大変勿体ないです。

外壁が劣化している場合は屋根も劣化していることが考えられますので、同時にメンテナンスするとトータルコストを抑えられます。

リフォームメニュー「外壁塗装・屋根塗装」については、こちらのページです。

外壁塗装にかかる費用の内訳

塗装業者から見積もり書を提出された際、合計金額だけでなく内訳も記載されています。

代表的な費用項目をご紹介します。

・足場代

外壁塗装では職人の安全性を保ち、効率良く丁寧な仕上がりの為に足場が欠かせません。

足場代は費用全体の約20％を占めるといわれています。

・材料費

塗料やシーリング材の他、塗料があちこちに飛散するのを防ぐ養生シートや飛散防止ネットなど、外壁塗装には様々な材料が必要です。

それぞれ使用する製品により価格は異なります。

材料費は費用全体の約20％を占めます。

・人件費

職人だけでなく、外壁塗装工事に関わる人の労働に対し支払われる費用です。

ベテランほど人件費は高くなるといわれています。

人件費は全体の約30％に該当します。

・その他

工事の為の事務手数料や廃棄物処理費用、業者が現場に向かうまでの交通費などです。

業者の利益も含まれます。

割合は全体の約30％にあたります。

見積もり書のここに注意！

どのような見積もり書を作成するかは、業者によって違います。

外壁塗装の見積もり書は、一般の人にはわかりにくいかと思います。

それにより、「どうせわからないだろう」と、余計な費用を上乗せしている悪徳業者が存在します。

例えば、塗料や諸費用を水増ししたり、塗装しない窓も塗装面積に含んでいる、などです。

また、面積や単価を詳細に出さずに「足場工事一式〇〇円」「外壁塗装一式〇〇円」と一括にまとめられているケースを多くみます。

その場合は、業者に具体的な内訳を聞き、納得がいく説明かどうかを判断しましょう。

納得しないまま「任せておけばいいだろう」と思うと後になって後悔してしまうかもしれません。

なお、「付帯部塗装」と記載されている場合もあります。

付帯部とは、軒天、換気フード、シャッターボックス、雨戸など、屋根と外壁以外のパーツを指します。

具体的に付帯部のどこを塗装するのか確認しておきましょう。

確認しておけば、完工後に「ここも塗装してくれると思った」というトラブルを避けることができます。

塗料ごとの相場

塗装工事に使用する塗料には沢山の種類があり、それぞれ相場が異なります。

塗料ごとの耐用年数と費用相場は以下の通りです。

安い塗料でいいだろうとアクリル塗料を選択すると、短い期間でまたメンテナンスが必要になります。

メンテナンスをするごとに足場代や人件費もかかるので、できるだけご予算内で質の高い塗料を選択されることをオススメします。

外壁塗装費用を安く抑えるには？

外壁塗装は決して安い買い物ではないので、少しでも安く抑えたいですよね。

コツさえ押さえておけば、外壁塗装費用を節約することが可能です。

・相見積もりを取る

複数の塗装業者から見積もりを取ることで、その中から安い業者を探すことができます。

手間はかかるかもしれませんが、1社だけでは提示された金額が妥当なのか判断するのは難しいです。

残念なことに、相場からかけ離れた金額を提示する業者が存在します。

複数の見積もりを見て、納得できる内容を提示してきた業者と契約をしましょう。

・助成金、補助金を利用する

自治体によっては、外壁塗装で助成金や補助金が支給される場合があります。

支給される金額は上限10万円のところが多いです。

支給の条件は自治体によって異なり、また、全ての自治体にある制度ではありません。

お住まいの地域でこのような制度がないか、事前に調べてみましょう。

なお、補助金・助成金を受けるには工事を始める前に申請する必要があります。

都城市の外壁塗装・屋根工事なら補助金・助成金が使えます！

・閑散期に依頼する

閑散期だと割引をしている業者があります。

繁忙期は春と秋、閑散期は夏と冬です。

外壁塗装は天候に左右される工事ですが、近年では塗料の品質向上により、気候条件が合致していればどの季節でも施工が可能になりました。

また、割引ではなく商品券のプレゼントキャンペーンを行っていることもあるのでチェックしてみましょう。

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